四国八十八ヶ所の歩き方

1・装備(用品)
装備と言った大げさなもでもありませんがそれなりに・・・・
四国八十八ヶ所巡拝は一人でも”同行二人”、これは開祖された”弘法大師”が今でも四国八十八ヶ所を巡拝されていると信じられていることから、巡拝はいつもお大師様と二人ずれと言う意味です。
何をどうしないと駄目ということは有りませんが、昔からそれなりの”約束事”のようなものが有ります。
最低限必要なもの
数珠・・・普通の数珠
金剛杖・・お大師様と二人ずれお大師さまの身代わりです。
納め札・・住所、氏名、願い事などを書いて本堂・大師堂におさめる札です。
納経帖・・納経をした印に、寺印を押していただきます。
地図帳・・書店で売っているような地図でなくて、お遍路さん専用の地図。
巡拝用品等を扱っているお店で売っている地図。お寺近辺の詳しい地図や役立つ細かい情報が沢山掲載されています。これが無いとたいてい道に迷います。(1冊1000円前後です。)
もう少し揃えると
持ち鈴・・ご詠歌を奉納するときに使うチリンチリンと鳴る鈴です。
白衣・・・死に装束です。「お大師様と二人ずれいつ死んでもいい」と言う意味で着ます。

2・お参り
本堂・・・まず般若心経をとなえお祈りをする。納め札を納める。
大師堂・・本堂の次に大師堂で”南無大師返上金剛”を唱えお祈りをする。
山門から入り身を清める
納経所・・納経を済ませた印に、納経帖に寺印を押していただく。
山門から出るときに本堂に向かって感謝の礼拝をする。
最近はお寺に着くなりいきなり納経所に行き、納経帖を書いて貰う人をよく見かけます。スタンプラリーではないのですから本堂、大師堂にお参りしてから納経帳に押印をいただくのが順番だと思いますが・・・・・また”戻り鐘”(お参りを済ませてから梵鐘を点くこと)をつく人がいますが”やってはいけない”事なので止めましょう。
八十八ヶ所の意味・・・・弘法大師は42歳の時、厄除けのため四国を巡礼した。そして高野山奥院に入定留身したあとも、四国八十八ヶ所を巡っているという。88の数も男42歳女33歳子供13歳の厄年の合計88にもとずくものと言われています。巡礼者は弘法大師にあやかって背中に”南無大師返上金剛”と墨書された白衣を着て、”偈”と書かれた笠をかぶり、同行二人と書かれた”ズダ袋”(袈裟袋)に納め札と納経帖を入れ、弘法大師の化身とされる”杖”を持って巡拝をします。
菅笠・・・笠には欲望や悩みを解脱する事を意味する”偈”と書かれています。
3・巡拝のマナー
お接待
四国八十八ヶ所を巡拝していると見知らぬ人から現金や食べ物を「お接待ですどうぞ」などと言って突然差し出されびっくりする事がありますこんな時は素直に感謝しつつ頂き、名刺代わりに”納め札”を差し上げるのが基本です。また、お遍路さん同士でもお接待はよく行われます。しかし、一つだけご当人にとってありがた迷惑なお接待があります。それは車で巡拝している人が歩き遍路に「車に乗っていきませんか?」などとお接待の声をかけているのをよく見かけますが、これは頼まれたとき以外は止めましょう。歩き遍路をしている人の中には、途中で降ろして貰って、もとの場所まで歩いて行ってそこから再び歩き始める人もいるくらいですから。
線香・ろうそく・・本堂と大師堂で供えます。